
プログラミング学習は、必要なスペックを満たした中古パソコンでも十分に始められます。Web制作やPythonの基礎学習であれば、必ずしも最新の高性能パソコンを購入する必要はありません。
初心者が中古PCを選ぶなら、Core i5・Ryzen 5クラスのCPU、メモリ16GB、SSD 256GB以上を一つの目安にするとよいでしょう。ただし、CPUの世代やWindows 11への正式対応も確認が必要です。
また、HTML・CSSなどのWeb制作と、Androidアプリ開発や仮想環境を使った学習では、必要な性能が異なります。使用する開発ツールによっては、メモリ32GB以上など、余裕のある構成を検討した方がよい場合もあります。
この記事では、プログラミング学習に必要なスペックを学習内容別に比較し、ThinkPadなどのおすすめ中古PCシリーズ、予算の目安、購入前に確認したいポイントを解説します。
プログラミング学習に中古パソコンは使える?

プログラミング学習は、中古パソコンでも十分に始められます。HTML・CSSを使ったWeb制作やPythonの基礎学習などは、必ずしも最新の高性能PCを必要としません。
ただし、中古PCなら何でもよいわけではありません。CPUの性能やメモリ容量が不足していると、開発ツールの起動や複数のアプリを使った作業に時間がかかることがあります。
大切なのは、新品か中古かではなく、学習内容に合った性能を備えているかどうかです。
中古PCでもプログラミング学習を始められる理由
プログラミング学習では、コードを書くためのエディタやブラウザ、ターミナルなどを使用します。基本的なWeb制作やプログラミング言語の文法学習であれば、比較的軽い開発ツールで取り組めるため、中古PCでも対応できます。
例えば、Visual Studio Code(VS Code)は比較的軽量なコードエディタです。HTML・CSS・JavaScriptの基礎を学ぶ段階なら、高性能なGPUを搭載したパソコンを用意する必要はありません。
中古PCを選ぶ場合は、CPUの世代・メモリ容量・SSDの有無を確認しましょう。これらの条件を満たしたビジネス向けモデルなら、購入費用を抑えながら学習環境を整えられます。
また、学習場所に合わせてパソコンの形状を選ぶことも大切です。自宅だけで使用するならデスクトップ、学校や外出先にも持ち運ぶならノートPCが候補になります。
性能不足で開発環境が重くなるケース
中古PCで注意したいのは、複数の開発ツールを同時に使用する場合です。
例えば、VS Codeでコードを編集しながら、ブラウザで動作を確認し、資料や学習動画も開くと、メモリの使用量が増えます。メモリ8GBでも基礎学習は可能ですが、複数のアプリを使う場合は16GBあると余裕を持って作業しやすくなります。
さらに、Android Studioでエミュレータを動かしたり、Dockerなどの仮想環境を利用したりする場合は、CPUやメモリへの負荷が高くなります。こうした用途では、メモリ32GBを含めた、より余裕のある構成も検討しましょう。
購入前には、使用予定の開発ツールが対応するOSや必要スペックを確認することも重要です。特に古い中古PCでは、Windows 11への正式対応やCPUの世代にも注意が必要です。
まずは学習内容を明確にし、それに必要な性能を基準に選ぶことで、過剰な出費とスペック不足の両方を避けやすくなります。
プログラミング学習に必要な中古PCのスペック

プログラミング学習用の中古PCを選ぶ際は、CPU・メモリ・SSD・OSの4項目を確認することが重要です。
HTML・CSSなどの基礎学習なら比較的低いスペックでも対応できますが、開発ツールを複数起動したり、データベースや仮想環境を利用したりする場合は、余裕のある構成が必要になります。
まずは、一般的なプログラミング学習に使う中古Windows PCのスペック目安を確認しましょう。
| 項目 | 基礎学習の目安 | 余裕を持って使う目安 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5・Ryzen 5クラス | 比較的新しい世代のCore i5・Ryzen 5以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB以上 |
| ストレージ | SSD 256GB以上 | SSD 512GB以上 |
| OS | Windows 11正式対応 | Windows 11正式対応・開発ツールの動作条件を満たすもの |
※上記は一般的な学習用途の購入目安であり、すべての開発ツールの動作を保証するものではありません。Androidアプリ開発や仮想環境などでは、さらに高いスペックが必要になる場合があります。
CPUはCore i5・Ryzen 5クラスを目安に選ぶ
CPUは、プログラムの実行や開発ツールの処理速度に関わる重要な部品です。プログラミング学習用の中古PCなら、Intel Core i5またはAMD Ryzen 5クラスが一つの目安になります。
ただし、同じCore i5でも世代によって性能は異なります。古いCore i7が新しいCore i5より必ず高性能とは限らないため、CPUの名称だけで判断しないことが大切です。
Windows 11を利用する中古PCでは、Intelなら第8世代以降を一つの目安にしつつ、購入するCPUの型番がMicrosoftの対応リストに含まれているか確認しましょう。AMD製CPUも、Ryzen 5という名称だけで判断せず、対応するモデルか確認が必要です。
Web制作やPythonの基礎学習では、対応するCore i5・Ryzen 5クラスで十分な場合が多くあります。一方、大規模なプログラムのビルドや複数の開発環境を使う場合は、CPUのコア数や世代にも余裕があるモデルが適しています。
メモリは8GBと16GBのどちらが必要?
HTML・CSSの学習や簡単なPythonプログラムの実行であれば、メモリ8GBでも始められます。ただし、ブラウザで教材を調べながらコードエディタを開くなど、複数のアプリを同時に使用すると、メモリ不足が起こりやすくなります。
そのため、これから中古PCを購入するなら、メモリ16GBをおすすめの基準とします。学習が進んで開発ツールやブラウザの使用量が増えても、8GBより余裕を持って作業しやすいためです。
メモリ容量の選び方
- 8GB:HTML・CSSやプログラミングの基礎学習を中心に使う場合
- 16GB:VS Code、ブラウザ、資料などを並行して使う場合
- 32GB以上:Androidエミュレータや複数の仮想環境など、メモリ消費の大きい作業を行う場合
中古ノートPCには、メモリを後から増設できない機種もあります。購入時点で8GBのモデルを選ぶ場合は、増設の可否も確認しておきましょう。
SSDの容量とWindows 11への対応を確認する
プログラミング学習用の中古PCでは、ストレージにSSDを搭載したモデルを選びましょう。HDDと比べてOSやアプリの起動が速く、開発ツールやファイルの読み込みも快適になりやすいためです。
容量はSSD 256GB以上を最低限の購入目安とし、複数の開発ツールやプロジェクトを保存する予定なら512GB以上を検討するとよいでしょう。
特にVisual Studioなどの統合開発環境は、追加する機能によって必要な保存容量が大きく変わります。学習を続けるうちに容量不足にならないよう、OSやアプリをインストールした後の空き容量も考慮してください。
また、Windows用の中古PCを購入する場合は、Windows 11に正式対応していることを確認しましょう。Windows 11がインストールされていても、CPUやTPMなどの公式要件を満たしていない機種があるため、OSの表示だけでは判断できません。
CPUの型番、Windows 11の対応状況、SSD容量を商品ページで確認し、不明な場合は販売店に問い合わせてから購入することをおすすめします。
学習内容別に見るプログラミング用中古PCの選び方

プログラミング用の中古PCは、学習する言語だけでなく、使用する開発ツールや作業内容に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、HTML・CSSの学習とAndroidアプリ開発では、パソコンにかかる負荷が大きく異なります。同じPythonでも、基本的な文法学習と大量のデータを処理する作業では必要な性能が変わります。
以下は、学習内容別に見た中古PCのおすすめスペックの目安です。
| 学習内容 | メモリの目安 | CPU・構成の目安 |
|---|---|---|
| Web制作(HTML/CSS/JavaScript) | 8GB〜16GB | Core i5・Ryzen 5クラス、SSD搭載 |
| Pythonの基礎学習 | 8GB〜16GB | Core i5・Ryzen 5クラス、SSD搭載 |
| Python・データ分析 | 16GB以上 | 比較的新しい世代のCore i5・Ryzen 5以上 |
| Java・C言語の開発 | 8GB〜16GB以上 | 使用するIDEやプロジェクト規模に合わせて選択 |
| Androidアプリ開発・仮想環境 | 16GB〜32GB以上 | 仮想化対応CPU、十分なSSD容量 |
※数値は一般的な中古Windows PCの購入目安です。開発ツールの公式動作要件や、扱うデータ量によって必要なスペックは異なります。
Web(HTML/CSS/JavaScript)
HTML・CSS・JavaScriptを使ったWeb制作は、比較的低いスペックの中古PCでも始めやすい学習分野です。
基本的な学習では、VS Codeなどのコードエディタでファイルを編集し、ブラウザで表示や動作を確認します。これらの作業に高性能なグラフィックボードは通常必要ありません。
Core i5・Ryzen 5クラス、メモリ8GB、SSD搭載の中古PCでも基礎学習は可能です。ただし、ブラウザのタブを多数開いたり、開発用サーバーを動かしたりするなら、メモリ16GBのモデルを選ぶと余裕が生まれます。
将来的にReactやNext.jsなどのフレームワークを学ぶ予定がある場合も、メモリ16GBとSSD 512GB程度の構成を検討するとよいでしょう。
Python・データ分析系
Pythonは、プログラミングの基礎学習からデータ分析、AI開発まで幅広い用途で使われています。ただし、必要なPC性能は学習内容によって大きく異なります。
変数や条件分岐などの基本文法を学ぶ段階なら、Core i5・Ryzen 5クラスとメモリ8GBでも対応できます。
一方、Jupyter Notebookを使い、pandasなどのライブラリでデータを読み込んで分析する場合は、扱うデータ量に応じてメモリの使用量が増えます。そのため、データ分析まで学ぶならメモリ16GB以上を目安にするとよいでしょう。
さらに、大規模な機械学習モデルの学習では、CPUやメモリだけでなくGPUの性能が重要になる場合があります。通常の中古ビジネスノートPCだけでは対応しにくい作業もあるため、必要に応じてクラウド環境の利用も検討しましょう。
Java・C言語などの開発環境
JavaやC言語の学習では、プログラムを記述するだけでなく、コンパイルや実行、エラーの確認といった作業を行います。
小規模なプログラムなら、Core i5・Ryzen 5クラスの中古PCでも十分に学習できます。ただし、JavaでIntelliJ IDEAやEclipseなどの統合開発環境(IDE)を使用する場合は、エディタだけを使う場合より多くのメモリを必要とすることがあります。
そのため、IDEを使った学習を予定しているなら、メモリ16GBを一つの目安にするとよいでしょう。プロジェクトの規模が大きくなるほど、CPUの処理性能やSSDの空き容量も重要になります。
なお、C言語の基礎学習では比較的軽い開発環境も利用できます。JavaとC言語を一律に高負荷な用途と考えず、使用するソフトの動作要件を確認して選びましょう。
Androidアプリ開発・仮想環境を使う場合
Androidアプリ開発や仮想環境を利用する学習では、一般的なWeb制作より高いスペックが必要になる場合があります。
例えば、Android Studioでは、Windows環境でエディタ本体を動かす場合と、Android Emulatorを同時に使用する場合で必要なメモリ容量が異なります。
Googleの公式要件では、WindowsでAndroid Studioとエミュレータを使用する場合、メモリ16GBが最低要件、32GBが推奨構成とされています。
また、エミュレータの利用にはCPUの仮想化機能やGPUなどの条件もあるため、メモリ容量だけで購入を判断することはできません。
Dockerなどのコンテナ環境を使用する場合も、起動するコンテナの数や処理内容によって負荷が変わります。複数の開発環境を同時に使う予定なら、メモリ32GBへの増設が可能なモデルも候補になります。
一方、Android Studioを使っても、実機のAndroid端末で動作確認するなど、エミュレータを使わない学習方法もあります。購入前に開発方法を決め、必要なスペックを確認しておくと、無駄な出費を抑えられます。
プログラミング学習におすすめの中古PCシリーズ

プログラミング学習用の中古PCを選ぶなら、企業向けに販売されていたビジネスモデルが有力な候補です。LenovoのThinkPad、DellのLatitude、HPのEliteBookなどは、キーボードの使いやすさや持ち運びやすさを考慮して設計されたシリーズです。
ただし、同じシリーズでも発売年や構成によって性能は異なります。シリーズの特徴を比較したうえで、CPUの世代・メモリ容量・画面解像度を確認することが大切です。
まずは、学習する場所に合わせてノートPCとデスクトップのどちらが適しているかを考えましょう。
ノートPCとデスクトップのメリット
自宅だけでなく、学校や図書館などでも学習するならノートPCが便利です。ディスプレイやキーボードが一体になっているため、購入後すぐに学習環境を整えやすく、場所を変えて作業できます。
一方、デスクトップPCは持ち運びには向きませんが、同程度の価格で性能に余裕のある構成を選べる場合があります。また、機種によってはメモリやストレージの増設がしやすい点もメリットです。
| 比較項目 | ノートPC | デスクトップPC |
|---|---|---|
| 持ち運び | しやすい | 基本的に据え置き |
| 設置スペース | 比較的小さい | 本体・モニターなどの場所が必要 |
| 拡張性 | 機種によって制限がある | 増設しやすい機種が多い |
| 向いている人 | 外出先でも学習する人 | 自宅でじっくり学習する人 |
初めてプログラミングを学ぶ場合は、設置の手間が少ないノートPCを選ぶと扱いやすいでしょう。自宅で長時間作業するなら、外部モニターを接続してコードと教材を並べて表示する方法もおすすめです。
ThinkPad T・X・Lシリーズの特徴
LenovoのThinkPadは、企業向けノートPCとして長く展開されているシリーズです。キーボードの操作性や堅牢性を重視した設計が特徴で、文字入力の多いプログラミング学習にも適しています。
中古で選ぶ際は、Tシリーズ・Xシリーズ・Lシリーズの違いを理解し、学習する場所や予算に合わせて選ぶことが大切です。
学習スタイルに合わせたThinkPadの選び方
- Tシリーズ:性能・操作性・携帯性のバランスを重視。自宅と外出先の両方で学習したい人におすすめ
- Xシリーズ:小型・軽量モデルが中心。通学や外出先への持ち運びが多い人におすすめ
- Lシリーズ:基本性能と価格のバランスを重視。購入費用を抑えて学習を始めたい人におすすめ
例えば、ThinkPad T14やT490などの14インチクラスは、画面の見やすさと持ち運びやすさを両立しやすいモデルです。自宅でも外出先でもコードを書く人に向いています。
ThinkPad X13などのXシリーズは、携帯性を優先したい場合に適しています。ただし、メモリを後から増設できない機種もあるため、購入時の容量を確認しましょう。
ThinkPad L14などのLシリーズは、価格を抑えながら必要な性能を確保したい場合に候補になります。モデルによって仕様が異なるため、CPUの世代やメモリ構成も比較してください。
いずれのシリーズも、Core i5・Ryzen 5クラス、メモリ16GB、SSD搭載を目安に選ぶとよいでしょう。ただし、シリーズ名だけで性能や増設の可否は判断できません。Windows 11への正式対応も含め、個別の型番と仕様を確認することが重要です。
Latitude・EliteBookなどの法人向けモデル
ThinkPad以外では、DellのLatitudeやHPのEliteBookもプログラミング学習用の中古PCとして検討できます。いずれも法人向けに展開されているシリーズで、中古市場では複数の世代や画面サイズから選べます。
Dell Latitudeは、5000シリーズなどが候補です。例えばLatitude 5400や5410などの14インチモデルは、学習用の作業スペースを確保しやすく、外部モニターを使った環境にも組み合わせやすい機種です。
HP EliteBookでは、840シリーズなどが選択肢になります。ビジネス向けの設計で、キーボードや画面の使いやすさを重視する人に向いています。
価格を重視する場合は、HP ProBookなどの法人向けモデルも比較するとよいでしょう。
ただし、LatitudeやEliteBookも同じシリーズ名でCPUの世代やメモリ構成が異なります。特に古いモデルでは、Windows 11に正式対応していない構成があるため注意が必要です。
また、プログラミングではコードと教材を並べて表示する機会が多いため、画面解像度はフルHD(1920×1080)以上を一つの目安にすると作業しやすくなります。
中古PCを比較する際は、メーカー名やシリーズ名だけで決めず、CPUの型番、メモリ容量、SSD、画面解像度、本体の状態を確認して選びましょう。
プログラミング用中古PCの価格と予算の目安

プログラミング学習用の中古PCは、3万〜5万円台から実用的なモデルを探せます。HTML・CSSやPythonの基礎学習なら、必ずしも高価なパソコンを購入する必要はありません。
一方、複数の開発ツールを使う予定がある場合は、5万〜7万円台まで予算を広げることで、CPUの世代やメモリ容量、SSD容量に余裕のあるモデルを比較しやすくなります。
中古PCは発売年や本体の状態、保証内容によって価格が異なります。以下の表を目安に、学習内容と予算のバランスを考えましょう。
| 予算 | 探すスペックの目安 | 向いている学習内容 |
|---|---|---|
| 3万〜4万円台 | Core i5 第8〜10世代クラス、メモリ8〜16GB、SSD 256GB以上 | Web制作、Pythonの基礎学習 |
| 5万円台 | Core i5 第10世代以降や同等クラスのRyzen、メモリ16GB、SSD 256〜512GB | Web開発、IDEを使った学習、基本的なデータ分析 |
| 6万〜7万円台 | 比較的新しい世代のCPU、メモリ16GB以上、SSD 512GB以上 | 複数の開発ツールを使う学習、応用的な開発環境 |
※価格とスペックは中古市場で探す際の目安です。記載した構成が必ずその価格で購入できるわけではありません。また、Windows 11への正式対応はCPUの型番ごとに確認してください。
予算に迷ったときの選び方
- 費用を最優先するなら:3万〜4万円台。Web制作やPythonの基礎学習を中心に使う人向け
- 長く学習を続けるなら:5万円台。メモリ16GBを優先し、複数のツールを使いやすい構成を選ぶ
- 開発環境に余裕を持たせるなら:6万〜7万円台。CPU性能やSSD容量も比較し、学習内容に合ったモデルを探す
3万〜5万円台で始めるプログラミング学習
これからプログラミングを始める人には、3万〜5万円台の中古PCが現実的な選択肢です。Web制作やPythonの基礎学習を中心に使うなら、この価格帯でも必要な性能を備えたモデルを探せます。
例えば、ThinkPadやLatitude、EliteBookなどの法人向けノートPCでは、Core i5クラスのCPUとSSDを搭載したモデルが候補になります。
予算をできるだけ抑える場合は、メモリ8GBのモデルも選択肢ですが、長く学習に使う予定ならメモリ16GBを優先するとよいでしょう。
特に、VS Codeとブラウザを同時に開いたり、複数の開発ツールを使ったりする場合は、メモリ容量が作業のしやすさに影響します。
ただし、安さだけで選ぶのは避けましょう。CPUが古すぎる機種や、Windows 11に正式対応していないモデル、バッテリーが大きく劣化したノートPCでは、購入後に不便を感じる可能性があります。
3万円台と5万円台では、選べるCPU世代やメモリ構成、保証内容が異なります。購入費用をできるだけ抑えたい場合は、3万円台で買える中古パソコンの選び方も参考にしてください。
5万〜7万円台で開発環境に余裕を持たせる
Web制作の基礎から一歩進み、Javaの統合開発環境やPythonのデータ分析などにも取り組む予定なら、5万〜7万円台の中古PCを検討するとよいでしょう。
この価格帯では、メモリ16GB・SSD 512GB以上の構成に加え、比較的新しい世代のCPUを搭載したモデルも候補になります。
例えば、IDEでプログラムを編集しながらブラウザで資料を確認したり、ローカルサーバーやデータベースを起動したりする場合は、CPUとメモリに余裕があると作業を進めやすくなります。
また、価格が上がることで、性能だけでなく、画面解像度や本体の状態、保証期間なども比較しやすくなります。毎日使う学習用PCでは、こうした使い勝手も重要です。
ただし、Androidエミュレータや複数の仮想マシンを同時に使用する場合は、メモリ32GB以上などの構成が必要になることもあります。5万〜7万円台なら、すべての開発環境を快適に動かせるというわけではありません。
予算を増やす前に、使用予定の開発ツールの推奨スペックを確認し、必要な性能に優先順位をつけることが大切です。
プログラミング用中古PCを失敗せずに購入する方法

プログラミング学習用の中古PCを購入するときは、CPUやメモリなどのスペックだけでなく、OSへの対応状況や本体の状態、販売店の保証内容まで確認することが大切です。
特に中古ノートPCは、同じ型番でもメモリ構成やバッテリーの状態が異なります。商品ページに記載された仕様と保証条件を購入前に確認することで、購入後のトラブルを避けやすくなります。
購入前に確認したいOS・メモリ増設・本体の状態
まず確認したいのは、Windows 11への正式対応です。Windows 11には、対応CPU、TPM 2.0、セキュアブートなどのシステム要件があります。
中古PCの中には、公式要件を満たさない状態でWindows 11がインストールされている製品もあるため、OSが起動することと、正式に対応していることは分けて確認しましょう。
また、将来的に開発環境を増やす予定がある場合は、メモリの増設可否も重要です。薄型ノートPCなどにはメモリが基板に固定され、購入後に増設できない機種があります。
購入前には、次の項目を確認してください。
中古PC購入前のチェックリスト
- OS:Windows 11に正式対応しているか
- CPU:型番と世代が明記されているか
- メモリ:16GBを選べるか、後から増設できるか
- SSD:容量が十分か、動作確認されているか
- 液晶:解像度、傷、色むら、ドット抜けなどの状態
- バッテリー:劣化状況や保証対象かどうか
- 端子・付属品:USB端子、映像出力、ACアダプターの有無
プログラミング学習では、外部モニターやマウス、USB機器を使うこともあります。必要な端子が搭載されているかも確認しておきましょう。
特にノートPCを持ち運ぶ予定がある場合は、バッテリーの状態を優先して確認してください。中古品ではバッテリーの消耗が進んでいることがあり、保証の対象外となる場合もあります。
保証付き販売店をおすすめする理由
中古PCは、前の使用環境や部品の消耗状態を完全に把握することが難しいため、購入後の故障に備えた保証が重要です。
中古パソコン専門店では、動作確認やクリーニングを行ったうえで販売している店舗があり、一定期間の保証が付く商品も選べます。
ただし、保証期間が長いだけで、すべての故障や不具合に対応してもらえるわけではありません。バッテリーや外観の傷、消耗部品などは保証対象外となる場合があります。
購入前には、次の3点を確認するとよいでしょう。
- 保証期間:購入後、いつまで修理や交換を受けられるか
- 保証範囲:本体の故障、バッテリー、液晶などの扱い
- 返品条件:初期不良と自己都合の返品で条件がどう異なるか
例えば、PC WRAPでは多くの商品に3年保証が付いていますが、一部対象外の商品もあります。また、返品には期限や条件があるため、注文前に公式案内を確認することが大切です。
プログラミング学習では、PCの不具合によって学習を中断しないことも重要です。価格だけで比較せず、保証内容や問い合わせ先が明確な販売店を選びましょう。
中古パソコンはどこで買う?
プログラミング学習用の中古PCを購入するなら、スペックや商品の状態、保証内容を比較しやすい中古パソコン専門店がおすすめです。
特に初心者の場合は、CPUの世代やメモリ容量が明記され、商品の状態や保証条件を確認できる販売店を選ぶと、購入後のトラブルを減らしやすくなります。
例えば、Qualit、PC WRAP、PC nextなどは、中古PCを比較する際の候補になります。ただし、取扱商品や保証・返品条件は販売店ごとに異なるため、購入する商品の詳細を確認してください。
最終的には、価格の安さだけで判断せず、必要なスペックを満たしているか、保証内容に納得できるかを基準に購入先を選ぶことが大切です。
まとめ

プログラミング学習を始めるなら、必要な性能を備えた中古パソコンは、費用を抑えながら学習環境を整えられるおすすめの選択肢です。Web制作やPythonの基礎学習なら、最新の高性能PCを購入する必要はありません。
初心者には、Core i5・Ryzen 5クラス、メモリ16GB、SSD 256GB以上を目安に、ThinkPadやLatitudeなどの法人向けモデルがおすすめです。予算3万〜5万円台から候補を探し、複数の開発ツールを使うなら5万〜7万円台の構成も比較するとよいでしょう。
ただし、Androidアプリ開発や仮想環境を使う場合は、メモリ32GB以上も検討が必要です。価格だけで決めず、CPUの世代、Windows 11への正式対応、メモリ増設の可否、保証内容を確認してください。
最初から高価な一台を選ぶより、今の学習内容に合い、次のステップにも無理なく進めるPCを選ぶことが大切です。購入先に迷ったら、品質や保証を比較できる中古パソコン専門店5選も参考にしてください。

